

2026年7月28日の熊本地震を受け、八代市では住家の被害程度を証明する罹災証明書の申請受付が始まりました。公的支援や保険などを検討する際に重要となるため、申請方法と不動産所有者が注意したい点を分かりやすく解説します。
1 八代市の罹災証明書とは
罹災証明書は、災害対策基本法に基づき、自然災害で被害を受けた住家について市町村が被害の程度を証明する書類です。住宅の全壊・半壊などの区分は、申請内容や現地調査などをもとに自治体が判定します。被災建築物応急危険度判定の赤・黄・緑のステッカーは、余震による二次被害を防ぐための緊急的な立入り判断であり、罹災証明書とは目的が異なります。
八代市が2026年8月7日に更新した案内では、オンライン申請は8月3日13時から受け付けています。窓口申請は8月10日からで、本庁舎1階多目的ホール、坂本・千丁・東陽・泉・鏡の各支所、日奈久出張所が案内されています。受付時間は9時から17時までです。本庁会場と千丁支所は当面、土日祝日も受け付け、鏡支所は8月15日と16日も受け付けるとされています。
申請に必要なものとして、八代市は罹災証明申請書と被害状況を確認できる写真を案内しています。ただし、現地調査を行う場合は写真添付が不要になる場合があります。代理人が窓口へ行く場合は、窓口に来た方の本人確認が行われます。住家以外の建物や家財など、被害の程度を必要としない証明は被災証明書となるため、対象が住家か、倉庫・車両・家財などかを整理しておきましょう。
写真は安全を確認したうえで、建物の全景を複数方向から撮り、室内は部屋全体が分かる写真と損傷箇所の接写を組み合わせます。撮影日時や場所もメモし、元データを消さずに保管してください。余震や落下物の危険がある建物へ、撮影のためだけに入る必要はありません。詳細は八代市の罹災証明書申請案内で最新情報を確認できます。
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2 罹災証明書を申請するメリット・デメリット
申請するメリットは、住宅の被害程度を公的な書類として整理でき、対象となる被災者支援制度、税や公共料金の措置、住宅の応急修理、賃貸型応急住宅などを相談するときの基礎資料になることです。利用できる制度や必要な被害区分はそれぞれ異なり、罹災証明書があれば必ず給付や減免を受けられるわけではありませんが、支援の可否を確認する入口になります。
不動産の修繕や売却を検討するときにも、被害写真、罹災証明書、専門家の点検結果、見積書、工事契約書、施工前後の写真を時系列で保管すると、建物の状態を説明しやすくなります。ただし、罹災証明書は建物の耐震性や将来の安全を保証する書類ではありません。安全性や修繕方法は、建築士や施工業者などによる別の調査が必要です。
注意点は、申請から調査・交付まで時間を要する場合があることです。八代市は現地調査が先着順ではないと案内しており、窓口や駐車場の混雑も予想されています。オンライン申請を利用できる方は、入力内容と写真を確認し、送信後の受付情報を保存しておくと安心です。窓口へ行く場合も、書類の控えや提出日を記録しましょう。
また、片付けや修理を急ぐ場合でも、施工前の被害記録を残し、市や保険会社へ事前に確認することが大切です。罹災証明の判定、地震保険の損害認定、工事の必要性は別々の基準で判断されます。ひとつの判定だけで修理費や保険金を断定せず、それぞれの窓口へ確認してください。
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3 まとめ
八代市では、令和8年熊本地震に関する罹災証明書のオンライン申請が始まり、8月10日から窓口申請も開始されます。住家の被害を受けた方は、安全を優先しながら写真と申請書を準備し、対象や申請方法を公式案内で確認しましょう。窓口の開設日や必要書類は変更される可能性があるため、申請直前にも最新情報を確認することが重要です。
罹災証明書は生活再建を進めるための大切な資料ですが、建物の使用可否、修理方法、保険金、支援制度の利用を一つで決めるものではありません。被害記録を保管し、市役所、保険会社、不動産会社、建築の専門家へ目的に応じて相談し、焦らず手続きを進めてください。
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