

大きな地震の後は、無料点検や保険金を口実に住宅修理を急がせる勧誘が発生しやすくなります。八代市でも家屋点検名目などの詐欺的な声掛けが報告されているため、契約前の確認方法を解説します。
1 地震後の住宅修理詐欺とは
地震後の住宅修理トラブルには、突然訪問して屋根や外壁の無料点検を申し出る、不安をあおってその場で高額工事を契約させる、保険を使えば自己負担なしで修理できると断定する、保険金請求の代行契約を急がせるといった例があります。実際の損傷があっても、必要な工事範囲や保険金額は専門調査と契約内容によって決まるため、訪問者の説明だけで判断しないことが重要です。
八代市は2026年8月5日、被災地を中心に不審者・不審車両の情報が多数寄せられ、義援金や寄付、保険、家屋点検名目の詐欺等の声掛けも発生しているとして注意を呼び掛けました。身分証や名刺を見せられても信用を即断せず、会社名、所在地、固定電話、建設業許可や所属団体、見積書の内容を自分で確認しましょう。参考:八代市の注意喚起
勧誘を受けたら、その場で屋根へ上がらせたり、契約書へ署名したり、前金を支払ったりしないことが基本です。被害箇所は安全な範囲で写真を撮り、加入している保険会社、以前から付き合いのある施工業者、不動産会社、建築士へ相談します。複数社から同じ条件の見積りを取り、工事範囲、材料、仮設費、廃棄物処理、追加費用、保証、支払時期を比較してください。
保険金は保険会社の調査と契約条件により決まり、必ず工事費全額が支払われるものではありません。虚偽の理由で保険金を請求するよう勧められても応じないでください。罹災証明書の被害区分と、地震保険の損害認定も別の基準です。「市役所から来た」「保険会社に頼まれた」という説明も、相手が示す番号ではなく公式窓口へ自分から電話して確認しましょう。
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2 修理業者を慎重に選ぶメリット・デメリット
慎重に選ぶメリットは、不要な工事や相場から離れた費用を避け、住宅の被害に合う修理方法を検討できることです。構造上重要な部分は建築士等の調査を受け、応急措置と本格修理を分けて見積もると、優先順位が明確になります。工事前後の写真、契約書、仕様書、領収書、保証書を保管すれば、将来の維持管理や不動産売却時の説明にも役立ちます。
一方、複数見積りや専門家への相談には時間がかかり、雨漏りなど緊急対応を待てない場合があります。その場合も、人命に関わる危険の除去や雨水侵入を抑える応急措置だけを依頼し、本工事は別途書面で検討します。八代市の住宅応急修理制度は、市への事前相談なく契約・支払いをすると対象外になる場合があるため、制度利用を考える方は特に注意してください。
訪問販売など一定の取引では、法定書面を受け取った日から原則8日以内であればクーリング・オフできる場合があります。ただし、契約場所や勧誘方法、工事の進み方によって扱いが異なります。契約してしまった場合も諦めず、書面やメッセージ、録音、領収書を保管し、消費者ホットライン188へ早めに相談してください。参考:消費者庁の住宅リフォーム注意情報
空き家や避難中の住宅は、所有者不在を狙った侵入や無断工事にも注意が必要です。戸締まり、郵便物、ブレーカーや漏水の状況を安全に確認し、管理会社や信頼できる近隣協力者と連絡方法を決めます。業者が訪問した場合は所有者の承諾なく建物へ入れず、必要に応じて警察へ相談してください。
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3 まとめ
地震後の住宅修理では、無料点検、保険で全額直せる、今日だけの価格といった言葉で契約を急がせる勧誘に注意してください。その場で決めず、相手の事業者情報を確認し、被害写真を残し、保険会社や市の窓口、複数の修理業者へ相談することが大切です。
緊急修理が必要でも、応急措置と本工事を分け、工事内容と費用を書面で確認しましょう。不審な勧誘は八代市や警察へ、契約トラブルは消費者ホットライン188へ相談できます。被災直後の不安につけ込まれないよう、家族や周囲と情報を共有してください。
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